奈良に嫁入りしてみました

奈良に嫁入りしたたぬこの日々です。ごはんとマンガとあと不妊治療、いろいろつづってます。のろのろマイペースに。

不妊治療について⑦ -3周期め 体外受精 ショート法-

長らくブログ更新してなくてごめんなさい。すっかり忘れてた…(テヘペロ)

しかおさんにゆわれ、思い出しました。

この体外受精は8月末から9月ぐらいの周期の話をメモってて、それを今になって加筆訂正してる(ほとんどしてないけど)ものなので、あっついお茶すすりながら、汗かいてもらって読んでもらったらいいと思いますよ☆

 

 

さて、体外受精の周期も佳境に入って参りました。

 

前回D29でリセットし、この周期はついに筋肉注射週間を経て、採卵、移植と続きます。

 

さて、生理も始まり、またもクリニックへ。

3周期めはこんな流れに。

 

D1 スプレキュア点鼻開始(採卵当日まで)

D2 診察、明日から注射来てね ¥1520

D3 FSH150注射 ¥2710

D4 FSH150注射 ¥2710

D5 HMG75注射 ¥2090

D6 HMG75注射 ¥2090

D7 HMG75注射 ¥2090

D8 HMG150注射 ¥3820

D9 HCG5000注射 ¥1850

D11 採卵、プラノバールプレドニン処方・服用開始 ¥1550

   (プレドニンD17まで、プラノバールD26まで)

D12 受精TEL

D13 移植、デュファストン処方・服用開始(D26まで) ¥233770

D16 HCG1000注射 ¥830

D27 判定日 ¥2710

 

スプレキュアは最初苦かったけど、そのうち慣れました。

注射はFSHは全っ然痛くなかったんだけど、HMGはね、ほんと打った後はあまりの痛さにうまく口が動かないレベルの痛さ。こんな痛みあったか!って感じの。2日ぐらいは尾を引くんだけど、2日後には同じ場所に打たれますから。もうね、心を強くするしかない。皮膚はどんなに頑張っても強くなんないから。あまつさえ、筋肉も強くなんないので。

D9のHCGは夜の11時に打ちにいきました。ちょうど採卵の何時間前ってのが決まってるようでした。

たぬこは車で10分ほどの距離ですが、遠方から通われてる患者さんたちにはほんとに頭が上がりません。大変だと思う。そして、この時点で車運転できるようになっといてよかった!こんなこともあろうかと!夏中練習してたんだぜ!しかおさん、マジで寝てるからね、11時なんてね…。ちょっとも意識ない。

 

採卵日はだいぶはよから行って、だーれもいない待ち合いで待つ、この孤独感。採卵は静脈麻酔で行うので、終わった後、ぼんやりするから、車禁止!ってゆわれて、徒歩で30分ぐらいかけて行きました。

看護師さんに「すごく早いですけど、送ってもらったんですかー??」ってゆわれて、「いやいや、歩きでね。時間の予測ができなくて…。」ってゆったとき、ちょっとだけしょっぱい目で見られました。採卵の日はどうやらこの体外受精では山場みたいで、旦那さんが付き添うこともしばしばらしく、それができなくても、みんな送ってきてもらうみたい、でした…。送るのおの字もなかったぜー?

 

さて、静脈麻酔で採卵なんですけど、ひじの内側、血管あんま見えないから、手の甲に打たれた。ものっそ痛かった…。

静脈麻酔ってほんと個人差あると聞きますが、たぬこの場合、意識はっきり。全然痛かった。静脈麻酔効いててこの程度なのか、効いてなくてこの程度なのか、分かりませんが。痛かった。思わず「ひっっっ!」って声が上がるほど痛かった。看護師さんがぎゅて手を握っててくれなかったら、飛び跳ねてるレベルだった。

採卵自体はものの15分もかからず終わり、2、3時間安静にしてなきゃ駄目とゆうことで、ベッドルームでぐだぐだ。その日、採卵はたぬこ一人で、4人部屋を独り占め!ひゃっほー!テレビも大音量で聞き放題!見放題!でも、今更眠くなってうとうと。看護師さんからはここで寝ちゃうと起きた後も頭がぼんやりするから眠らないように!ってゆわれたけど、無理。マジ無理な話。寝ちゃうよ…。と思いながら、案の定寝ました!でも、ちゃんと起きました!

だいぶ覚醒したときに差し入れにもらったジュースがたまらなくんまかったです。

そんでだいぶ元気だったので、そのまま走って仕事行きました。仕事中ぴょんぴょん飛び跳ねたよ。(飛び跳ねるだけの簡単なお仕事なわけではありません。)

 

採卵終わって、診察へ。とれた卵が5つ。成熟卵が4つと未成熟卵が1つ。全部受精させて、次の日、受精の確認TELとなりました。

 

D12どきそわしながらTELを待ってると、昨日の看護師さんから電話が。

 

 

受精卵1つしか残らなかったって…。

えええええええぇ。顕微授精で1つって1つって…。顕微授精ってたしか、7〜8割の確率で受精成功すんじゃないの???どこ検索しても5つ中1つってないよ…。今回5つとれたから、採卵もうしなくてすむんじゃないの?とか思ってた。甘く見てた。今回妊娠できたら、次の子も凍結卵でいけんじゃね?とか、ほんと。屋台の林檎飴級の甘さ。

 

次の日の移植はほんとに心配で、この1日のうちで残った卵ちゃんが死んじゃうんじゃないのかとずっとそわそわ。どうやら、1つだけ残った受精卵ちゃんは無事に6分割まで育った模様。ちゅっと内診と同じぐらいの感じで移植終了。

 

それからはえんえん待ちの時間。2週間ほどですが、ものすごくストレスフルだった。

何してたかとゆうと、カフェイン断ちしてみたり、大神神社とか行ってお祈りしてみたり。あと、毎日お腹に向かって「まめ太郎や〜」と話しかけていました。気分はすでに妊婦。フライング。あと、検索。しかし、それが余計によくなかった。いらん情報を仕入れず心静かに待つのが一番だったろうな。しかし、人間できてないので、それも難しく…。

 

判定日当日、病院で駄目って聞かされたら、なんにも考えられなくなりそうだったので、2日前にフライングしました。判定日前日が夫婦揃ってのお休みだったので、その休みを鬱屈と過ごさないためにも、その前の日の夜に検査。

そのチェックワンファーストですが…、真っ白。びっくりするぐらいのオフホワイト。便器の白さ。都合のいいものばかりを見るたぬこの千里眼ですら、白にしか見えない。

その夜は夫婦二人でめそめそして寝て、次の日の朝、もっかい斜めから見たり、横から見たり。でも、白!潔く次からのことについて話し合えました。

とりあえず、ここしばらく助成がいただける間は体外頑張ろか、とゆうことになりました。

 

そもそも、顕微授精で受精卵1/5ってところから、どうやら排卵はしてるけど、卵子か精子かに問題あって、受精が厳しい、みたいにゆわれてるので。するなら、体外受精する。しないなら、自然妊娠を目指す。しばらくはこれで頑張ってみます。

 

 

3周期め ¥257740(1周期めから合計¥301420)

不妊治療について⑥ -2周期め 体外受精 ショート法-

前回D38でリセットされ、見事一発合格の夢破れたたぬこ…。

今日もいそいそとレディースクリニックへ向かうのでした…。

 

クリニックへ行くと「ざーんねん!次いこ次!」と2度目のタイミングを進められそうになりましたが、途中で先生に「あ!体外受精希望だったよね!」となり、「どうする?体外いっちゃう??」「はいはい、もういっちゃいましょ〜。」と軽いノリでステップアップ。

しかも、ここのクリニック、先生の方針で体外はすべて顕微授精で行うとゆう方針。とゆうことで、治療開始2周期めにして、ステップアップできうる限りのステップアップ。一気に3つ跳びぐらいしたんじゃね、とゆうレベルのアップ具合。マリオなら、スターとってる。

 

体外受精するために子宮を休める、とゆうことで、今回はお薬月間。

逆を言えば、薬さえ飲んどきゃ、クリニックに来なくてOKなお手軽具合。

 

D3 プレマリンプラノバール処方、スプレキュア処方 ¥17590

D5 プレマリン服用開始(D14まで)

D15 プラノバール服用開始(D24まで)

 

D29でリセット。

よく聞くプラノバールの副作用ですが、ここでもちっとも出ず。元気に過ごしてました。吐き気も寒気も頭痛も。な〜んもなし。

たぬこは生理のときとその前後1週間がMaxグロッキーなので、それ以外は平気でした。ただ、生理前後含め3週間はお腹痛いからね。そのうち10日以上は鎮痛剤飲まないと歩けないほどだからね。それが腺筋症とゆうもの。仕方なしやむやし。

 

次の周期からは体外受精に向けて、本格スタートです。

 

2周期め ¥17590(1周期めから合計¥43680)

不妊治療について⑤ -1周期め タイミング法-

6月末に紹介してもらったクリニックへ行ってきました。

 

通水の検査(痛い)、しかおさんのおたまじゃくしたちの検査、血液検査などなど、いろんな検査を致しまして、決定的な不妊の原因要素はありませんでした。

ただ、たぬこには内膜症があるからね…。それがもともとね…。

(ちなみにしかおさんのおたまじゃくしたちは先生から「ディモールト!!ディモールトベネ!!」な賞賛をいただくような子たちでした。)

 

体外希望!と紹介状にはでかでか書いていたため、しょっぱなから体外に進むのか、タイミングや人工授精を踏まえるのか、先生に聞かれたのですが、たぬこははぁ、どう違うのでしょう…、と聞くこともできず、もごもごとしていた結果、「とりあえずあなたのサイクルや状態とかも知りたいからタイミングを一度しましょう」となりました。

 

1周期めのスケジュールと金額は以下の通り。

D36 初診 ¥11020

D8   通水・精査 ¥6570

D13 卵胞チェック→全然だめ、クロミッド処方・服用開始 ¥5150

D20 卵胞チェック、HCG注射、プレマリン・プロゲストン処方 ¥2850

D23 プレマリン・プロゲストン服用開始(D34まで)

D29 HCG注射 ¥500

んで、D29以降は生理が来たら来てください、とのこと。生理来なかったら、検査薬を試して、陽性やったら来てください。どっちにしても来るんやないかーい。

 

1周期めについては、初めての先生だったこともあり、大学病院の同じ先生にずっと診てもらっていたのもあり、とりあえず久々に内診が痛い。洗浄も痛い。

で、通水の検査がね、ほんとにね、痛くて…。涙が出ました。生理痛。

その他、筋肉注射は痛いけど、まだマシな方かな。その後、もっと痛い筋肉注射を受ける羽目になったので。(とほほ)

たぬこのいいところはお薬の副作用がほとんど出ないところです。たいていのお薬は全く副作用なく、飲めます。不妊治療ではどこをどうやってもお薬との付き合いは切っても切れないと思うので、こればっかりはいい体質やったなぁと感心。

 

ちなみに1周期めは38日で終わり、無事リセットされました。まぁね〜1回目だしね〜タイミングだし〜これでうまくいくなんて思ってないけど〜…。まぁ1回目でできたら嬉しかったよね!!身体にとっても精神的にも金銭的にも!

待ってる最中はほんとにしんどかったです。検査薬してもきっとHCG注射を割と直近で打ってるから意味ないだろうしな〜と思って、検索魔になってた。割とこの周期は今までの人生にないぐらい頻尿になってて、これは!できたにちがいない!!とか思ってましたが、そんなことなかった。想像妄想だった。妊娠初期ではあらゆるところの血流が増えるから頻尿もあるある〜!ってどこかのサイトに書いてたんだ…。それを鵜呑みに…した…!

 

この時期、とにかく自分に起こることを色々と検索しまくって、ステップやお金のこと、いろんな方法を知りました。が、たぬこのとり頭はすぐに忘れます。毎回、薬の作用とか調べるのに、結局忘れちゃうからね!このとり頭!(泣)

 

とゆうことで、1周期めはこんな感じで終了!

7月末から2周期め、入るよ!

 

1周期め ¥26090

帯解寺について

こにゃにゃちは、たぬこです。

 

皆様、帯解寺をご存知ですか。

奈良にある安産祈願、求子祈願の霊場なのですが、なんと日本最古と銘打ってあるんです!

なので、体外受精してもちっともそっとも妊娠しない(そうなんです。じつはもう体外受精しちゃってるんです。笑。まぁその話はおいおい。)たぬこはそんな日本最古なところに妊娠求めて行ってきました。

 

帯解寺は奈良の桜井(間違い!奈良市だそうです)にありまして、日曜に何の情報もなしに車でふらふらと伺ったのですが、近くに行くと警備員さんが駐車場を案内してくれました。その時点で「え??」となったたぬこたち。だって、警備員さんたくさんいるんだぜ。目視できるだけで3人はいちゃうんだけど。ん?おかしくね?もしかして、このお寺大きいとこなんじゃね??と頭をよぎる。

あっちですよ〜と警備員さんに案内されると、そこはでっかくもなんともないお寺。…のはずが、半端ない人の数!!!

ちょちょちょ、奈良駅周辺でもないお寺にいくらなんでもこんなに人いないでしょ!ここ、マイナーな帯解駅だぜ!と思う人数。これ、もしや日本全国から集まってる??

お寺の境内の入り口にある線香たてるのすら並んでる。しかおさんとほえーっとしながら並んでいると、小学校3年生くらいの女の子がやってきて、おもむろにたぬこに向かって、笑いかけて来てくれました。え?え?////って照れてると、いきなり小さなお花をくれました。 

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颯爽とその女の子は去って行き、しかおさんと可愛かったねぇぇぇえぇ!!と大はしゃぎ。

 

そのまま気分よくお線香をあげて、ふんふんとお寺のなかに入らせてもらい、お参り。

その奥の祈祷してるところをのぞいてみると、そこにはものすごい人だかりが!!!!そのお部屋にはぎっしり30人以上の妊婦さんやらとにかく人人人。

うへぇ、としかおさんと顔を見合わせ、「祈祷するの妊娠したときとかでえぇんちゃう??」「それでえぇと思う。」ととにかく並べない子たちは退散。

売店で絵馬とホームページ見て目をつけてたワンコのお守りだけ買って帰りました。

 

甘く見てた…。帯解寺すげぇ…。こんな軽い気持ちで日本最古にチャレンジにするんじゃなかった…と後悔しました。

どうやらその日は戌の日だったようでご祈祷はいつも以上に大混雑だったよう…。帰りには美味しいうなぎ屋さんがあると聞いて、寄ってみましたが、そこも超混み混みで待てない私たちはうなぎを諦めることはできず、榛原までうなぎを食べに車を走らせたとさ。

防災メールについて

どうも、たぬこです。

 

前回のブログは尻切れとんぼなところで終わってましたね。

それをぶった切って、違う内容のブログです。

 

たぬこは地域の防災メールに登録しておりまして、そのメールが主にお子様向け?学生さん向け?なのです。まぁ防災キッズメールなので当たり前なんですけど。

 

内容としては、警報、動物、変質者などが主になってます。

台風の日にはどんな警報がなってるか知らせてくれ、解除されては知らせてくれ、避難指示があれば知らせてくれ、至れり尽くせりです。

猿が出れば、場所を知らせてくれ、追跡情報が毎日流れます。

変質者が出れば、どこで出たのか、いつ出たのか、何をしたのか、特徴までしっかりと教えてくれる訳です。

 

そして、本日またも防災メールが…。またも近隣の駅で変質者が出た模様。

内容が…

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まさかのタラちゃん風ヘア!!!

 

 

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きっと刈り上げのことだと思うんですけど…。

その後、しかおさんから「タラちゃん風ヘアって!!」と私と同じことを思ったであろうメールをいただきました。

 

でも、ここでリヴァイ風ヘアとかじゃないあたり、やっぱりタラちゃんの認知度は半端ないと思いました。兵長でも勝てない認知度!

不妊治療について④ -クリニックに紹介してもらうまで-

どうも、たぬこです。

 

不妊治療については現在進行形のことで、しかおさんからもいい記録だから書くことを勧められていたのですが、なかなか忙しく書けずじまい…。

なので、今時間があるうちにまとめられることだけまとめておきます。

 

不妊治療については私の超絶信頼する大学病院の担当医の先生から奈良の大学病院の先生に相談していただき、おすすめのクリニックを紹介していただきました。

紹介状の中身も見せていただいて、わざわざ手書きで「○○市でご夫婦で○○されているため、大変お忙しい方ですが、どうぞご融通を」的なことまで書いてくださいました(泣)

そして、「もう僕はすぐに体外をしちゃった方がいいと思います」とおっしゃっていただいて、そこで初めて、自分の不妊治療について考え始めたのです。

 

アホなたぬこらしいのですが、そのときまで不妊治療にはステップがあることすら知りませんでした。

不妊治療について、方法も痛みも金額も何も知らずに、紹介してもらったクリニックへと紹介状を持って、ほいほい出発したのでした。

 

不妊治療について③ -不妊治療をするに至るまで③-

不妊治療について②の続きです。

 

大学病院では、紹介してくださった先生が先輩とゆうこともあり、教授に診ていただきました。

教授はMRIは見ずに開口一番「手術した方がいい」と言われました。

ただ、「手術は立て込んでるから、今からでも半年以上先になる。それまでは薬で押さえよう。」とも言われました。

紹介してくださった先生に言われていたので、手術のことはなんとなく分かっていました。手術が半年以上先になって、とりあえずほっとしました。じつはその1ヵ月後に結婚式を控えていたのです。贅沢な話ですが、新婚旅行も行きたかったんです。

腹腔鏡専門の先生の予約をとり、お薬を出してもらい、それで教授の診察は終わりました。

 

次の予約で腹腔鏡の先生とお会いしたとき、「1月後に手術をする」と言われました。半年後じゃあ??と不思議に思ったら、MRIを確認したら、どうやらびっくりするほど病状が悪いらしく、半年も待てないとのことでした。

そこで、初めて、自分の病気について詳しく説明されました。

たぬこは子宮内膜症もあり、チョコレート嚢胞もあったのですが、一番ひどかったのが腺筋症で、子宮の後壁に内膜組織がいってしまい、激痛を伴ったらしいです。その内膜が後ろの腸に癒着してるとのことでした。

腹腔鏡でのオペの予定だけど、難しいようなら開腹に切り替えるとのことでした。

 

入院は結婚式の2週間後になり、夢の新婚旅行は立ち消えとなりました。

入院で仕事を1週間以上休むので、それで有給は全部なくなりました。

予定ならばハワイにいる時期に、わたしは病院のベッドでくそまずい下剤入りの水をえんえんと2L飲む羽目となったのです。

手術は開腹に切り替わることなく行われ、2時間ほどの予定の手術は6時間ほどとなり、先生に「ここ半年で一番大変な手術だった!」と言わしめました。たぬこのお腹には3つの穴とおへその穴の横にも一つ穴が開きました。

 

子宮の後ろ側の筋肉に潜り込んでいた内膜をとるため、大きくその筋肉をそぎ、薄くなった筋肉を縫い合わせる、という手術を行ったため、半年はぜっったいに妊娠禁止!となりました。うっかり妊娠しちゃうと子宮が裂けて、大出血となる恐れがあったためです。

 

そして、この病気の厄介なところが再発でした。

薬を飲まなければ、6、7年ほどで手術前と同じ状況まで進むとのことでした。

そのため、たぬこはそれまでの間にある程度の自分の将来について考えなければならなくなったのです。

薬を飲めば、病気の進行は遅らせられる。(それでも進む。)でも、妊娠はできない。

薬を飲まなければ、妊娠にトライできる。ただし、飲まないことで病状は進み、痛みは増えてくる。病気の影響で自然妊娠をしようにも通常の人の10分の1の確率になっている。

6、7年後にはまた腹腔鏡でオペをするのか、全摘してしまうのか。それも考えておかなければならなくなりました。

 

手術から半年。妊娠が解禁になったとき、産めない理由がないのであれば、できるだけ早く妊娠にトライするように担当医には勧められました。

 期限を決め、半年ほど自分たちでタイミングをとり、無理なら引っ越しを機に不妊治療を開始する。

 

そんなこんなで、たぬことしかおさんは不妊治療を始めるに至ったワケです。

この項目は文字ばっかりで面白くないですね(笑)