周囲の妊娠への理解について
初めての妊娠で前置胎盤、自宅安静。仕事はもちろん家事もできない。
普通に考えて、かなりややこしい状況ですが、旦那さんであるしかおさんと義実家であるしかお家の人々、お義母さんをはじめ、お義父さんもかなり理解があります。
特に男の人にとって、いわゆる「妊娠なんて病気じゃない!」とゆう考えの方が多いなか、しかおさんとお義父さんの理解はすさまじく有り難いものです。
それとゆうのも、しかお家、出産トラブルが非常に多く、基本的には娘、嫁がみんな何かしらのトラブルにあっているためです。
特にたぬこは末っ子の嫁。赤ちゃんは5人目の孫となります。
義姉は1人目のときに胎盤が癒着して剥がれず、産後1ヵ月入院してました。その間、先に退院した赤ちゃんの世話をしていたのが、お義母さんでした。
義兄のお嫁さんも1人目も2人目も切迫流産・切迫早産気味で、2人目のときには半年以上、1人目を連れてしかお家の実家でお世話になったそうです。
そんなこんなで、しかお家の人々は皆、「お産は何かあるもの」としっかりと理解してくれているため、大変有難いです。
義兄のお嫁さんなども自宅安静中にお見舞いにきてくれたりして、ほんとにしかおさんとお義母さんと病院の先生以外に会わなくて、一人滅入っていたたぬこはそれだけでもう!すっごく!!癒されましたよね!
それこそ経験した人に分かる苦しみ!
旦那さんであるしかおさんも朝から晩まで働いているにも関わらず(そして、たぬこは朝から晩までお布団のなかでごろごろ寝てるにも関わらず!)、お仕事から帰ってからも家事をしてくれ、休みの日にも家事&できるだけ家にいてくれます!
すっごく有難い!
それに反して、たぬこの実家、実のお父さんは皆さんが想像するであろう、まさに男!といった感じの反応…。自分の父ながら、この妊娠・出産への理解のなさにはビックリしました。妊娠発覚でこのことが初めて分かりました。
そもそも、たぬこの実家は奈良からだいぶ遠いです。電車乗り継いで、大体片道3時間くらいかかります。そのため、2週間に1度ほど実家の母が様子を見に来てくれてます。
実家の父は母がいないと何もできないザ・昭和な人。お母さんが自分の視界からいないことに不安があるため、母が奈良に来るのも父が飲み会やらなんやらで家を空けるときになります。(休みの日とかにお母さんが買い物行くとついて行きたがり、なおかつすぐ疲れて機嫌が悪くなり帰りたがるとゆうどうしようもないタイプ。)
なぜ、お義父さんと同じ年代(正確にはうちの父の方が10歳若い)で理解がないのか。
それは経験値の不足です。
うちは結婚してる子どもが私だけ。孫も今回が初めてになります。しかも、父には男兄弟しかおりません。
そのため、妊娠・出産の経験は自分の奥さん=母のときオンリー。
うちの兄弟は年子で3人、一番上はいわゆるハネムーンベイビー。そのため、父は妊娠に苦労したこともなければ、流産等の知識も皆無でした。妊娠なんてものは夫婦生活してればどんどんするもの。不妊治療については「子どもなんて普通にできるもの」、初期流産の可能性の話をしても現在の自宅安静の状況を話しても「そうはゆっても子どもはなんだかんだゆって、元気に生まれるもの」。完全にそう思っております。
姉が生まれる日に陣痛&破水した母が病院に行こうとして、「オレの晩ご飯は?」とゆって、その状況の母にサンドイッチを作らせ、自営業の仕事を1週間分こなさせてから、病院に送り出した(しかも送り出しただけ…!orz)話は母の出産話で鉄板の「父は役に立たない」話です。鬼畜の所業やで!!
しかも、うちの両親、結婚に反対されて(父がボンボンシティボーイで、母が父と同い年&苦学生→学歴なくて女だてらにがっつり働いて妹の学費まで払ってて、父に年下で可愛い働いたことないようなお嫁ちゃん♪をあてがうつもりだった父方両親の希望に全然添わなかった)、母がイビられまくっていたため、父方の祖母は里帰り出産も許さず、「退院したあとは家事育児は普通に何でもできる!」と産後手伝いにきた母方の祖母を追い返してしまったそうです。そして、父は退院したら産後の母親とゆうのは普通にばりばり家事も育児も(そして我が家の場合、自営の仕事も)働けると思い込んでいるワケです。(床上げって言葉をたぶん知らない。)自分の妊娠・出産の体験がそれしかないため、その理解から30年近く経っても更新されず…。
世が世なら離婚されてもおかしくないケース。とゆうか、私ならとっくに実家に帰っていたであろう…。
そんなこんなで、父は全くあてにならず、理解もないのである。
この凝り固まった頭は30年これだったので、私の妊娠・出産を機になんとかなるとは思いませんが、家族の次の妊娠(たぬこじゃなくても姉とか)など徐々に理解を深めていってもらうことを期待するばかりです。
たぬこの周囲の妊娠への理解(そして、リスクについても)、おんなじ男性でもこんなに違います。できるならば、妊婦さんの周囲がみんな、うちの父のようではなく、しかおさんやお義父さんほどの理解があれば、と思います。